健康経営アドバイザー

健康経営とは

健康経営とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」との考え方に立って、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することを意味しています。従業員の健康管理・健康づくりの推進は、単に医療費という経費の節減のみならず、生産性の向上、従業員の創造性の向上、企業イメージの向上等の効果が得られ、かつ企業におけるリスクマネジメントとしても重要です。(「健康経営」は特定非営利法人健康経営研究会の登録商標です)

労働災害の防止

健康経営の取り組みは労働災害の防止につながります。労働者の安全と健康の確保については企業の義務とされています。従業員が怪我や病気なく働けるために必要なことをやっていなかったら「安全配慮義務」違反に問われることがあります。法令遵守とリスクマネジメントこそ健康経営の第一歩です。

従業員の定着を促進

健康経営の取り組みは高齢者に健康で長く働いて貰うためにも必要です。少子高齢化が進む中、中小企業では働き手不足に悩まされています。従業員が定着し長く働くためには給料の問題だけではなく高齢者が働きやすい職場へと環境を整えることも重要です。

メンタルヘルス対策

仕事や職業生活でストレスを感じる労働者の割合は6割に達しています。そして厚労省は精神疾患を5大疾病の一つに加えています。さらに労災認定における精神疾患の割合は年々増えています。ストレスチェックはもちろん集団分析、さらには職場環境の改善につなげていきます。

仕事と治療の両立支援

今日、労働人口の約3人に1人が、何らかの病気を抱えながら働いていると言われています。たとえば、労働者はガンに罹患したからと言ってすぐ会社を辞めることはできないのです。また、今日の医療水準は必ずしも入院しなければ治療できないという事でもありません。従業員が安心して働くためにも治療と仕事の両立が必要です。

障害者と共に生きる職場

障害者雇用促進法において、企業は従業員数に応じて一定の障害者の雇用を義務付けられています。義務付けられていので遵守しなければなりません。しかしそのことは単に法令遵守に留まらず、障害者が働けるような職場こそ、従業員にも働きやすい職場になるということです。そのことをを私は固く信じています。障害者と共に生きる職場をつくっていきませんか。
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